活動紹介

そもそも院生自治会・院生協議会とは

 各大学にある大学院生による全員加盟制の自治組織が、院生自治会・院生協議会です。その大学において大学院生を代表し、大学院生の要望を当局に届けて実現するなどの活動を行っています。

 全院協がとりくむのは、個別の大学院生自治会・協議会では実現できない全国的課題や、それぞれの院生自治会・協議会の交流です。

全院協の主な活動内容

(1)院生の研究生活条件に関する調査、報告書の作成や広報、発信

 全院協では、2004年度以来、毎年「大学院生の経済実態に関するアンケート調査」を実施しています。この調査はここ数年の大学院生の急増化・多様化に伴って、院生の置かれている状況について把握する為に実施しており、その結果を『報告書』としてまとめ、広く社会に公表しています。また、全院協ニュースやブログ、twitterなどを通じて、院生を取り巻く社会情勢などについても分析・発信しています。

(2)大学院生の研究生活条件の向上のための関係省庁・政党要請

 上記のアンケート調査に基づき、文部科学省、財務省、国会議員および主要政党に対して、学費値下げや奨学金政策の拡充などの要請を行なっています。文部科学省・財務省に対しては要請文を提示し、院生の実態を知らせ、大学院生の研究・生活環境の向上のため高等教育予算拡充や奨学金問題の改善を求めています。また、同時に行う政党要請、国会議員要請では、各政党の文教委員や政策担当をまわり、省庁交渉と同様に大学院生の実態を知らせ、その改善のための方策を議会がとるよう要請しています。今年度も、こうした大学院生の状況の改善を求めるために、また大学関連の法案の大学院生にとっての問題点を訴えるために行う予定です。

(3)各大学の取り組み交流

 全代や定期的に行なう理事校会議の場では、全院協の活動を決定するほか、それぞれ大学の大学院生の実態や取り組み・経験の交流を行なっています。それぞれの大学ごとに、特色ある活動が行われています。